2023-2-28

蠣﨑マコト 硝子展
to the Knot


香川に行くといつも暖かく迎えてくれるのがガラス作家の蠣﨑マコトさんです。四国に足を踏み入れるたびに声をかけていただき夕食をとったり趣味の釣りに行ったりと気さくな趣味人として、子供達の親として暮らす素の横顔を見てきました。
一方、工房での作業中は緊張した空気がはりつめる職人の表情となり宙吹きという繊細かつ大胆な技法でたくみに炉の中から溶けたガラスを巻き取る工程は過酷で感覚を消耗する生業のように思えます。
溶解した液体は時にランプシェードに、時にグラスへと姿を整えられ生活の中へ送り込まれていきます。
生活と工房での仕事を行き来する中で生まれてくる作品は暮らしの明かりと作家を繋ぐ結び目(knot)のように見えました。

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